在タイ日本国大使館は11月28日、在ミャンマー日本国大使館発出の情報として、タイとの国境地帯で高額報酬をうたった求人情報に注意するよう呼び掛けた。ミャンマー国内で違法労働を強要される被害が発生しているという。
同大使館によると、SNS などを通じて高額報酬などの好条件を外国人に対して提示してタイへ渡航させた後、タイと国境を接するミャンマーのシャン州タチレク市やカレン州ミャワディ市で違法に労働を強要する事案が発生しているという。
2021 年 2 月にミャンマーで発生したクーデター以降、国境周辺地域は少数民族の武装組織が実質的に支配。治安の悪化によりミャンマーの現「政権」の統治が及ばない地域となっている。
また周辺では戦闘が激化しているため、治安当局による救出や解決は容易ではなく、同大使館は十分な支援ができない可能性があると警告。高額報酬をうたった求人情報を得ても、騙されないよう注意喚起している。