25日早朝、バンコクのスワンルワン・ラーマ9世公園(スワンルワン区)で、数百人のランナーがマラソンイベント「Run For Destination 2025」に参加しようと集まったが、ついに号砲は鳴らなかった。

カオソッドなどの報道によると、会場にはスタートアーチやテント、簡易トイレ、救急車などの設備が設置されていたが、主催者が現れず中止に。

警察によると、イベントには約1800人が参加登録。参加者は450~1500バーツの参加料を支払っていた。

警察は、イベント主催者の詐欺容疑を視野に証拠を収集していると述べ、十分な証拠があれば適切に告訴するとしている。

主催者はその後、警察に出頭。記者団の取材に対して、今回の混乱を謝罪し、ランナーへの補償を約束した。イベント直前にサプライヤーとの間で多くの問題が発生し、開催できなかったと話している。

スポンサーの1社であるMKレストラングループは、健康促進を目的としたイベントだったが、主催者が急に中止したため、選手や関係者に大きな被害が出たとして、主催者を訴える準備をしていると明らかにした。

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