タイ内閣は27日、灯籠(クラトン)を川に流して感謝を示す伝統的な祭り「ローイクラトン」を、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の無形文化遺産リストに登録申請する文科省の提案文書を承認した。

マティチョンなどの報道によると、アヌクーン政府副報道官は首相府で、ローイクラトンが伝統の保存や環境意識、地域経済の発展など、国にとって重要な意味を持つと説明。

無形文化遺産登録によるタイのソフトパワー強化に期待を示した。

タイのユネスコ無形文化遺産は、古典仮面劇コーン(2018年)、タイ古式マッサージ(2019年)、南部伝統舞踏ノーラ(2021年)、ソンクラーン(2023年)、トムヤムクン・ケバヤ(2024年)。タイ伝統衣装やタイボクシング(ムエタイ)も、ユネスコが登録を検討中。

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