タイの旧正月ソンクラーンの祭りに参加しようと、首都バンコクには世界中から旅行者が訪れた。タイ国政府観光庁(TAT)によると、4月11日~15日にバンコクの王宮広場で開かれたTAT主催の「マハソンクラーン世界水かけ祭り2025」には、13日までの3日間で55万8015人が参加。
現地メディアによると、タイ人は52万3456人、外国人旅行者3万4559人が来場。参加者は、有名アーティストの無料コンサートや音楽噴水ショー、ムエタイのデモンストレーション、伝統的な人形劇、水遊びゾーン、巨大スプラッシュタンク、お化け屋敷、野外映画館、遊園地などを楽しんでいる。14~15日の夜には、1200台のドローンを使ったライトショーもある。
またバンコク都庁(BMA)は、4月12~13日の2日間、シーロム通りとカオサン通りの祭りに36万人が参加したと発表した。
シーロム通りでは12~13日、正午から午後10時まで祝賀イベントが開かれ、約16万5000人が来場した。正午から深夜にイベントが開かれたカオサン通りでは、約19万7000人が参加した。
タイ国鉄(SRT)は14日、4月10~13日に帰省客がバンコクを離れたため、クルンテープ・アピワット中央ターミナルとフアランポーン駅の混雑は緩和したと発表。4日間で両駅から33万9000人が列車で移動し、乗客数最多路線は南本線の約12万人だという。
TATはソンクラーン連休中、訪タイ外国人旅行者が前年比3%増の47万6000人、観光収入を同7%増の73億2400万バーツと予測している。