タイ麻薬取締局は20日、今年のソンクラーン祭り中に流行した違法薬物「ラブブ」や「カノム(スナック)」の使用により、2人が死亡、1人が集中治療室に入院中だと報告。全国に薬物への警告を出した。
タイラットの報道によると、同局のパヌラット事務局長は、ラーマティボディ中毒センターの報告として、ソンクラーン期間中に3人が入院したと述べた。患者らはバンコクで水かけ祭りに参加後、急なけいれんに見舞われ、呼吸停止と心肺停止状態に陥ったという。
患者らは全員、「カノム(スナック)」や「ラブブ」と呼ばれる薬物を使用していた。
同センターの調査によると、違法薬物は2022年に流行した致死性の麻薬「K粉ミルク」に類似した、覚醒剤と鎮静剤の混合物の可能性がある。人気のウサギ漫画キャラクター「ラブブ」に似た形の錠剤で、高濃度のMDMAが含まれているという。