タクシン・シナワット元首相は27日、最高裁判所が妹のインラック・シナワット元首相に下したコメ担保融資制度を巡る判決について取材に応じ、刑事事件では民事裁判で、引き続き争う必要があると述べた。

公共放送PBSの報道によると、タクシン氏は裁判所の判決の後、インラック氏と何度が相談したことを認めた。

また損害賠償の請求について、コメ担保融資制度を巡る被害額が100億バーツなのか、財務省は確認する必要があると指摘。インラック氏は90日以内に再審を求める権利があると述べた。

最後に、今回の判決がインラック元首相の帰国の妨げになるかとの質問に対し、「状況が落ち着くのは待つ。今は誰かが嵐を起こしているが、すぐに収まるだろう」と答えた。

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