タイ東部サケーオ県で、男性(53歳)が炭疽菌感染症と診断された。同県で炭疽菌の症例が確認されたのは初めて。


現地報道によると、公衆衛生当局は、同県での炭疽菌症例の確認を受け、感染源の追跡と封じ込め措置の対応策を実施。同局長のタラポン医師によると、男性は生の牛肉料理を食べた1週間後に発症。首や頭、四肢に感染性水疱が現れ、東部チョンブリー県パタヤの病院へ入院。炭疽菌検査で陽性反応が出た。

チョンブリー県疾病管理区域第6事務所が1日、サケーオ保健所に通知した。

サケーオ公衆衛生局は、県・郡保健施設と連携し、感染源の特定を急いでいる。感染牛と接触した可能性のある個人も追跡している。

タイでは4月30日、東北部ムックダーハーン県ドーンターン郡で、生の牛肉を食べて炭疽菌に感染した男性が死亡。タイでの炭疽菌死亡例は、1994年以来約30年ぶり。男性の友人らも炭疽菌の陽性反応が出て入院した。

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