タイ商務省が発表した4月の国境貿易は、前年同月比8.7％増の1655億5500万バーツだった。輸出額は同4.7％増の968億5400万バーツ、輸入額は同14.9％増の687億100万バーツで、貿易収支は281億5300万バーツの黒字。


現地報道によると、タイ軍とカンボジア軍との間で28日発生した銃撃戦により、両国国境付近で緊張が高まっていることについて、タイ政府は国境を閉鎖する予定は無いと確認。カンボジアとの国境貿易を継続するとして、検問所閉鎖の噂を否定した。

マティチョンの報道によると、1～4月間の国境貿易総額は、前年同期比10.7％増の6323億9700万バーツ。輸出額は同7.9％増の3526億7800万バーツ、輸入額は同13.1％増の2797億1900万バーツで、貿易収支は729億5900万バーツの黒字。

4月の隣国4カ国との国境貿易総額は、前年同月比6.3％増の810億6200万バーツ。輸出額は同3.8％増の491億4900万バーツ、輸入額は同10.4％増の319億1300万バーツ、貿易収支は172億3600万バーツの黒字。

国別ではマレーシアが首位で、貿易額は251億2300万バーツ（同8.7％増）。次いでラオス244億200万バーツ（同0.5％増）、ミャンマー162億3100万バーツ（同3％増）、カンボジア153億700万バーツ（同16.5％増）。

主要輸出品は、ディーゼルオイル31億4000万バーツ、その他の精油油14億7400万バーツ、その他の飲料（UHTミルク、豆乳など）13億6200万バーツ。1～4月の国境貿易総額は同5.3％増の3440億3200万バーツ。輸出額は同2.4％増の2062億9600万バーツ、輸入額は同9.9％増の1377億3600万バーツ。

4月の隣国を経由した第三国への貿易総額は、前年同月比11.1％増の844億9300万バーツ。

輸出額は同5.6％増の477億500万バーツ、輸入額は同19.2％増の367億8800万バーツ。

国別では中国が首位で、貿易額は529億9500万バーツ（同4.5％増）。次いでシンガポール109億1900万バーツ（同24.3％増）、ベトナム54億9000万バーツ（同6.1％増）。

主要輸出品は、生鮮ドリアン163億3500万バーツ、ハードディスクドライブ76億6300万バーツ、TSNRゴム30億1800万バーツ。１～４月の第三国との貿易総額は、前年同期比16.5％増の2883億6500万バーツ。輸出額は同16.7％増の1463億8200万バーツ、輸入額は同1419億8300万バーツ。

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