5日午後11時54分頃、タイ東部チョンブリー県シーラーチャー郡沖合にあるタイオイル製油所の貯蔵施設から、推定8000リットルの原油が流出した。同社は、突発的な高波と強風により、石油輸送ホースが外れたことが原因だとしている。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、原油の流出が確認されたのは、SBM-2係留ブイ付近。緊急弁が自動的に作動したが、パイプラインに残留していた原油が海に流出したという。
これまでに事故による負傷者や新たな流出の報告は無い。防油堤を越えて流出したのはわずかで、海洋局と海軍の上空・海上からの検査によると、シーチャン島やカンカオ島海域で油膜は確認されなかったという。
同社は、原油流出区域の監視を継続するとしている。