タイ南部クラビ県の人気観光地ハット・ノッパラット・タラム・コ・ピピ国立公園で26日、2つの爆弾が見つかった。チャルムチャイ・シーオーン天然資源・環境省大臣は、国立公園・野生生物・植物保護局に対し、深南部3県と周辺の国立公園の警戒を強化するよう指示した。


カオソッドなどの報道によると、パンガー県警は数日前、2台の不審車両と男3人を検挙。容疑者らはソンクラーからプーケットへ、爆発物のような物を輸送するために雇われたという。容疑者らは同国立公園事務所付近に車を停車したと供述した。

容疑者らは、別のグループの人物がテントを張って爆発物を仕掛けたと供述。爆発物を仕掛けるグループと、輸送グループは別で、犯行グループの全体の数は不明だという。

警察と軍は、爆弾製造の材料と爆破予定地点を記した計画書も押収。治安当局は、武装勢力がプーケット、クラビ、パンガーの観光地への攻撃を計画していたと述べた。プーケット国際空港に爆発物を仕掛けた疑いで25日に逮捕された男2人との関連も疑われている。

警察と爆発物処理部隊(EOD)が現場を捜索し、時限式爆発装置を3個発見。EODが全て処理した。2個はピピ国立公園内のノッパラット・タラ・ビーチのアクティビティエリアで、1個はクラビ市内のマハドの木彫像で見つかった。

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