ペートンターン・シナワット首相が文化大臣を兼務する第2次内閣が、6月30日付で発表された。新閣僚らは3日、国王陛下の前で宣誓する予定。


公共放送PBSなどの報道によると、ペートンターン氏は首相に留任。文化大臣を兼務する。プームタム副首相兼国防相は、副首相兼内務大臣に就任。プームタム氏の後任となる新国防大臣は任命されていない。

政治評論家らは、ペートンターン首相の文化相兼務について、1日に憲法裁判所が首相の職務を一時停止した場合、内閣に留まるための措置だと見ている。一方、ペートンターン氏はそうした憶測を否定。文化相の兼務は、政府のソフトパワー政策を監督したいという自身の希望だと述べた。

同裁判所は1日、カンボジア上院議長のフン・セン氏とペートンターン氏の電話会話の流出で明らかになった音声について、上院議員らが重大な倫理違反だとペートンターン首相を告発した請願を受理するか決定する。

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