28日にバンコク・チャトゥチャック区のオートーコー市場で発生した銃撃事件で、犯人の男の犯行動機は個人的な怨恨で、市場の警備員に車を傷付けられたと男が主張していたことが分かった。
公共放送PBSなどの報道によると、男は正午過ぎ、ラッチャダーピセークからタクシーに乗り、運転手を拳銃で脅してオートーコー市場まで乗車。
男はその後、他の警備員を見つけて射殺。午後0時45分頃に警察が現場に到着したが、男は市場内に逃走。他の店舗にも銃を乱射し、2人が負傷、1人が死亡した。男はその後自殺した。
警察の捜査によると、犯人の男はオートーコー市場に出店している女性の夫。男は数年前、警備員が自分の車を刃物で傷付けたと主張し、長年恨みを抱えていたという。妻である女性によると、男は28日朝も女性を市場に送り、普段と変わった様子は無かったと話している。