タイとカンボジアの紛争が、国境7県の観光業にとって壊滅的な打撃となっている。旅行者は安全上の懸念から、宿泊予約を70~100%キャンセルしている。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、タイ観光庁(TAT)のタパニー総裁は、7月25日から28日までの国境7県の観光業を分析。
調査によると、サケーオ県アランヤプラテート郡の宿泊予約のキャンセル・延期は100%、市街地では80%のキャンセル・延期が発生した。
チャンタブリー県でのキャンセル・延期は80%。トラート県ではカンボジアと国境を接する地域の宿泊施設の予約が全てキャンセル・延期となった。
トラート県の島々への旅行も一部でキャンセル・延期が発生し、トラート県のチャーン島は10~30%、マーク島は20~30%、クート島は50~60%。
ウボンラーチャターニー県とスリン県、シーサケート県では、団体ツアーの宿泊予約が100%キャンセル。支援者やメディアの宿泊により、ウボンラーチャターニー県では70%稼働、スリン県では50%稼働、シーサケート県では50%稼働した。また、スリン県で開催予定だったエンデューロレースのモトクロス大会は延期となった。
ブリーラム県では宿泊予約の71%がキャンセル。主要観光名所のパノムルン歴史公園やムアンタム遺跡への入場は禁止。チャン・インターナショナル・サーキットのイベントも延期となった。