タイ政府は4日、軍が拘束したカンボジア兵20人を、ジュネーブ条約に基づく戦争捕虜として保護していると発表した。健康状態が悪化していた2人に必要な医療を提供し、すでに帰還させたという。

投降した18人は拘束中で、紛争終結後に送還するという。

政府広報局は、日本語や英語、中国語など6カ国語で、戦争捕虜に適切な医療と食料、飲料水、衣服を提供していると発表。武力紛争に関与する国の正規軍の一員は、ジュネーブ条約により戦争捕虜と見なされるため、人道的基準を遵守して保護しているとした。

報道によると、タイ軍は7月29日、東北部シーサケート県カンタララック地区でカンボジア軍と衝突した際、投降したカンボジア兵20人を拘束。カンボジアが非難していた。

また、ナタポン国防相代行は、国際赤十字委員会や各国際機関に対し、18人の捕虜の健康状態の検査を許可すると明らかにした。

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