タイから大麻草の種子11粒を密輸入しようとしたとして、門司税関は24日、福岡県大野城市の会社役員、黒木邦雄(37歳)を関税法違反で福岡地方検察庁に告発した。今年3月に大麻草栽培規制に関する法律が施行されて以降、税関が大麻草の種子の無許可輸入事件を告発したのは全国初。


門司税関福岡空港税関支署の25日発表によると、男は4月16日、タイから航空機で福岡空港に到着。スーツケースに入れた携帯灰皿内に、発芽不能の処理をしていない大麻草の種子11粒を密輸入しようとした。同支署職員が税関検査で発見した。

調査は、同県春日警察署、警察本部薬物銃器対策課、九州厚生局麻薬取締部と共同で実施した。

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