絶滅の恐れがあるラン科の植物288点をタイから密輸入しようとしたとして、名古屋税関中部空港税関支署はこのほど、79歳~84歳の男3人を関税法違反で名古屋地方検察庁に告発したと発表した。告発は6月25日付。
同支署によると、愛知県中部空港警察署と共同で調査を実施した。3人は2月25日、タイのチェンマイ国際空港を出発。翌26日に中部国際空港へ到着した際、ワシントン条約で輸入が規制されているラン科の植物「パフィオペディルム」の苗など288点を許可無く密輸入しようとした。
3人は知人関係で、タイ国内で採取したり、花市場で購入したりした苗をティッシュや新聞紙で包み、袋や衣類で包んでスーツケースやリュックサック、ウエストポーチに隠していた。3人は、「珍しいランを持ち帰り、個人的に栽培したかった」と話しているという。
密輸事件】名古屋税関中部空港税関支署は、ワシントン条約附属書?に該当するラン科等の植物をタイから密輸入しようとした人物3名を告発したワン!絶滅のおそれのある動植物の密輸は絶対に阻止するワン!https://t.co/ssDUxyjLV8#名古屋税関 #中部空港税関支署 #密輸 #ワシントン条約 pic.twitter.com/d5djCTPFO5— カスタム君 (@Custom_kun) August 13, 2025