タイ地理情報・宇宙技術開発機関(GISTDA)が公表した衛星画像によると、8月31日時点で、北部・中部9県の48万ライ超が浸水。多くは低地や農業地帯、河川流域だった。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、高等教育・科学・研究・イノベーション省は、GISTDAの衛星「センチネル1C」が撮影した8月31日の水害データを分析。
北部チェンライ県、プレー県、ウッタラディット県、ピッサヌローク県、スコータイ県、ピチット県、ナコンサワン県と、中部アーントーン県、アユタヤ県の9県で洪水被害が発生していると確認した。被害面積は合計48万6154ライ。
洪水は主に低地や農業地帯、主要河川の両岸、住宅地、道路で発生。浸水の深さは地域の特性によって異なるという。
気象局によると、8月29日に発生した台風14号(ノンファ)は低気圧に勢力を弱め、東北部から北部へ通過。各地で降水量が増加している。