タイ憲法裁判所は10日、5対2で、国会には新憲法を想起する意図を表明する権限があるが、国民投票を実施する必要があると判決を下した。

 

プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、憲法裁は国民投票について、6対1で、3回の実施が必要だと判断。

ただ、1回目と2回目を1回に統合する可能性を認め、実施に柔軟性を持たせた。

1回目の国民投票では、新憲法を起草すべきかを国民に問う。2回目の投票では、新憲法の起草の主要原則と方法を問い、3回目は完成した憲法草案を承認するかを問う。

次期政権与党のタイ誇り党は、アヌティン・チャーンウィーラクーン党首を次期首相として支持する代わりに、憲法改正に取り組むという最大野党の人民党の要求に応じると合意。アヌティン氏は5日、人民党の支持を得て次期首相に当選した。

人民党のナタポン・ルーンパニャウット氏は、タイ誇り党に7日以内の憲法改正案の提出を求めているという。

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