旅行アプリNEWT(ニュート)が実施した「オフシーズン海外旅行」に関するSNS調査によると、混雑や価格の高騰を避けて旅ができる「オフシーズン旅行」への関心が若者を中心に高まっていることが明らかとなった。タイなど東南アジアは5~10月が雨季に当り、観光オフシーズン。
令和トラベル(東京都渋谷区)が運営するニュートによると、調査は2025年5月11日~14日、XとThreads、インスタグラムアカウントで3258人を対象に実施した。
旅行先でイヤだと思うことを尋ねたところ、「混雑がイヤ(43.4%)」「値段が高いのがイヤ(44.8%)」「両方イヤ(5.7%)」との回答があり、合計93.9%が混雑・値段の高さに不満を感じていることが分かった。
特に値段の高さに対して、50.5%が否定的な反応を示しており、“快適さと費用対効果を重視するコスパ志向”が若年層を中心に広がっている実態が浮き彫りとなった。
次に、ベストシーズンを外して旅行することへの意識を尋ねたところ、「積極的に行きたい(43.4%)」「予定が合えば行きたい(44.8%)」を合わせ、88.2%が肯定的な回答を示した。
オフシーズンに安価に旅行できるとしたら行きたいか尋ねたところ、「行くしかない(47.5%)」「予定が合えば行く(47.5%)」を合わせて95.0%が好意的な姿勢を示し、「興味がある(4.3%)」も含めると、99.3%が興味を示す結果となった。
ニューモはオフシーズンの注目海外旅行先として、タイヤフィリピンなどの東南アジアを推奨。タイでは一般的に5~10月が“雨季”に当たり、観光のピークから少し外れるため、航空券や宿泊費が下落する穴場シーズンだという。
東南アジアの雨季は短時間のスコールが中心で、日中は晴れる時間も多いため、人気のビーチリゾートでも混雑を避けて過ごせる。グルメ・マッサージ・寺院巡り・マーケット体験など屋内・ローカル文化系の楽しみも充実しており、天候の影響を受けにくい旅先だとしている。
タイ国政府観光庁のカジョンデート・アピチャートラクン東京事務所所長は、「6~9月の雨季をタイではグリーンシーズンと呼び、一年を通じて観光できます。ずっと雨が降るわけではなく、フルーツが美味しい時期でもあります。
典元:旅行アプリ『NEWT(ニュート)調べ』(プレスリリースリンク)