ウェストハムで活躍するライス photo/Getty Images
20歳MFの評価は高まるばかり
今年2月にアイルランド代表からイングランド代表に切り替える決断を下したウェストハム所属MFデクラン・ライス(20)は、さっそく今回のEURO2020予選から代表招集を受けた。ライスのイングランド代表入りは大きな話題を集めたが、なぜこれほど注目されているのか。
英『Squawka』はライスをバルセロナMFセルヒオ・ブスケッツと比較しているが、ライスは単なる潰し屋タイプの守備的MFではない。185cmのサイズを誇りながら足下の精度も高い選手なのだ。それはデータが証明しており、今季のライスはリーグ戦で1103本のパスを成功させている。これはウェストハムではトップの数字だ。成功率も85.64%と高く、同メディアもゲームのリズムを作れる選手と絶賛する。
そこに加えて守備能力も高い。今季はリーグ戦でレスター・シティMFウィルフレッド・エンディディに次いで多い249回のボールリカバリーを記録。守備的MFとしてボールを奪う能力にも長けている。
「イングランド代表は今のところ守備能力と精密なパスを持つMFを抱えていない。ジョーダン・ヘンダーソンは後者の能力を持っていて、エリック・ダイアーは前者だ。ライスは両方を兼ね備えていて、サウスゲイトの中盤に創造性と守備力をプラスできるかもしれない」
同メディアはこのように取り上げている。