ジェノアのクアメ(左) photo/Getty Images
昨夏に引き抜かれたもう1人の実力者
現在セリエAのミランで活躍するFWクシシュトフ・ピョンテクは、昨夏に母国ポーランドのKSクラコヴィアからジェノアに移籍してきたストライカーだ。当時は無名の存在だったが、ジェノアでいきなりの大爆発。
ポーランドからピョンテクを発掘したジェノアのスカウトは見事だが、凄いのはピョンテクだけではない。ジェノアはもう1人注目のアタッカーを昨夏に引き抜いているのだ。それが昨夏セリエBのチッタデッラから獲得した21歳のFWクリスティアン・クアメだ。コートジボワールの世代別代表に選ばれてきたクアメは、185cmのサイズを誇る身体能力の優れた選手だ。
ジェノアではピョンテクと2トップを組むことが多く、今季は4得点6アシストを記録。クアメもまた今冬にビッグクラブが目をつけていた選手だったのだ。
伊『Calciomercato』は、そのクアメにナポリ、ユヴェントス、さらにはピョンテクを引き抜いたミランまでもが興味を示していると伝えている。クアメ本人はジェノアとの契約を2023年まで結んでいることから焦っていないようだが、ジェノアはピョンテクに続いてクアメまでも引き抜かれることになるかもしれない。将来性豊かなFW2人を昨夏にまとめて連れてきたジェノアの仕事は称えられるべきだろう。