長谷部誠はフランクフルトの「希望」 “驚異のベテラン”を独メ...の画像はこちら >>

35歳になっても衰え知らずの長谷部 photo/Getty Images

チェルシー戦のキーマン

ドイツのフランクフルトは9日、ヨーロッパリーグ・準決勝2ndレグでイングランドのチェルシーと決勝進出をかけて相見える。この重要な一戦を前に、フランクフルトの躍進を支える元日本代表MF長谷部誠をドイツメディアが特集している。



2014年夏にニュルンベルクからフランクフルトへ移籍し、今季で5年目を迎えた長谷部。加入当初からチームの主力として活躍していたが、近年は本職としてきたボランチのポジションだけでなく、3バックの一角としても重宝され、これまで以上に必要不可欠な存在となっている。そして今季もここまで公式戦41試合に出場。リーグ戦ではチャンピオンズリーグ争い繰り広げる(現在4位)、ヨーロッパリーグでは準決勝までコマを進めているチームの躍進に大きく貢献している。こういった活躍もあり、今年35歳の誕生日を迎えたが、欧州での評価は現在もうなぎのぼりだ。

そんな長谷部を、ドイツ公共放送局『ZDF』が特集。
「いつまでも若いプロフェッショナルの模範」という見出しで「マコト・ハセベはフランクフルトで驚異的なシーズンを送っている。35歳の日本人は、チェルシー戦でも希望を背負っている」と取り上げた。特集内では、長谷部を「多くの日本人が光り輝く模範として捉えている。そうではければ、彼の著書『心を整える』は150万部も売れることはなかっただろう」と紹介。そして、「マコトは古くてもより良くなるワインのようだ」と述べたアディ・ヒュッター監督のコメントなどを掲載しつつ、「ブンデスリーガ11年目を迎えた今季は彼のベストだ」や「フランクフルトの背番号20はポジションプレイで安定感をもたらすだけでなく、ビルドアップのクオリティも与える」と大絶賛している。

ホームで行われたチェルシーとの1stレグを1-1で終えているフランクフルト。
2ndレグは敵地ということもあり、厳しい戦いが予想されるが、この試合のキーマンとなりそうな長谷部はチームをEL決勝の舞台へと導くことができるのか。