鎌田はどこで輝くのか photo/Getty Images
話は複雑に?
昨季ベルギーのシント・トロイデンで得点を量産したFW鎌田大地には、今夏のセリエA行きが噂されている。獲得に名乗りを挙げていたのはキング・カズこと三浦知良もプレイしたジェノアで、鎌田の新たな挑戦が始まるかと思われた。
しかし、ジェノア行きの話題はいったん沈静化することになった。伊『Gainluca di Marzio』によると、フィオレンティーナからの思わぬ一手があったからだ。
その思わぬ一手とは、フィオレンティーナがFWケビン・プリンス・ボアテング獲得に動いたことだ。ボアテングといえば昨季サッスオーロからバルセロナにレンタル移籍していた暴れん坊アタッカーで、フランクフルトでプレイしていたこともある。フランクフルトは鎌田の放出に合わせてボアテングを狙っていたようだが、そこにフィオレンティーナが絡んでくることになった。
「鎌田のジェノア行きは当初の予想より複雑なものとなった。イタリア行きの準備ができたかに思えたが、別の補強案によって複雑な議論となったのだ。フィオレンティーナがボアテングを狙ったためだ。フランクフルトはボアテング獲得へ近づいたが、ここ数日でフィオレンティーナが興味を示し、全てが複雑になった。現時点でフランクフルトは鎌田の代役を市場で見つけることができれば放出する考えだ」
同メディアはこのように伝えており、鎌田のジェノア行きに待ったがかかったようだ。いずれにしても、昨季の活躍で鎌田が戦力としてカウントされるようになったのは間違いない。プレシーズンでも結果を残しており、ルカ・ヨビッチとセバスティアン・ハラーが抜けたフランクフルトの前線でポジションを掴むことも可能なはずだ。
一方でジェノアも鎌田のことを評価しており、今季は欧州五大リーグでアピールチャンスを手にする可能性が高い。それは日本代表への道も開くことになるはずで、昨季示した得点力をどこで発揮することになるのか楽しみだ。
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