バルセロナのピケ photo/Getty Images
実力、獲得タイトル数ともに申し分なし
先日のレアル・ベティス戦でバルセロナ通算500試合出場を達成したバルセロナDFジェラール・ピケ。バルセロナでデビューしたのは2008年のことで、それから約10年にわたって世界のトップを走り続けてきた。
『90min』はピケの500試合出場を記念してキャリアを振り返っているが、ここ10年の世界最高DFはピケではないだろうか。
ここ10年にわたって世界トップレベルのセンターバックと評価されてきたのは、ユヴェントスのジョルジョ・キエッリーニ、レオナルド・ボヌッチ、ドルトムントのマッツ・フンメルス、インテルのディエゴ・ゴディン、スペイン代表でピケの相棒を務めてきたレアル・マドリードのセルヒオ・ラモスといったところだろう。
彼らもワールドクラスのセンターバックで間違いないが、ピケほどの成功を収めたとは言い難い。同メディアがまず注目したのは獲得タイトルの部分だが、ピケはマンチェスター・ユナイテッド時代も含めると計34ものタイトルを獲得してきた。チャンピオンズリーグ、ワールドカップ、EUROといったビッグタイトルも多く、獲得できるタイトルのほとんどを手にしてきた。
ユヴェントスのキエッリーニ、ボヌッチはワールドカップ、EUROとは無縁で、しかも同メディアはボヌッチがミランで1度失敗していると手厳しい。キャリアの安定感で見てもピケに敵う者は少ないだろう。
フンメルスは30歳とピケより若いが、昨年のロシアワールドカップでのパフォーマンスから全盛期を過ぎたとの見方もある。フンメルスもドイツ代表の一員としてワールドカップを獲得した経験を持っているが、安定感ではやはりピケが上か。
ゴディンも優秀なセンターバックだが、ゴディンもタイトルの部分では戦えない。実力に加えてタイトル獲得をキャリア成功の要素と考えるなら、ピケと争えるのはセルヒオ・ラモスくらいだろう。
ラモスはその圧倒的な身体能力から世界最高クラスのセンターバックと評価されてきた選手で、実力は申し分ない。
実力、安定したキャリア、獲得したタイトルの数で考えるなら、ピケはここ10年間の世界最高DFと言っていいだろう。今もバルセロナの最終ラインを統率し続けており、評価は落ちていない。同世代でピケより上のセンターバックを探すのは難しいはずだ。
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