昨季はリヴァプールに敗れたバルセロナ photo/Getty Images
陣容は非常に豪華だが……
バルセロナは今季こそチャンピオンズリーグのタイトルを獲得できるのだろうか。戦力は間違いなく欧州トップレベルだが、昨季も欧州の頂点には立てなかった。
1.プレミアリーグのクラブが強い
2010年以降はリーガ・エスパニョーラのクラブが欧州カップ戦を支配していたのだが、ここへきてプレミアリーグの各クラブが力をつけてきた。昨季はチャンピオンズリーグ決勝のカードがリヴァプールVSトッテナム、ヨーロッパリーグ決勝のカードがアーセナルVSチェルシーとなり、まさかの同国対決となった。バルセロナも準決勝でリヴァプールに敗れており、プレミアリーグ勢は今季も厄介な存在となる。彼らを超えなければ欧州の頂点は見えてこない。
2.欧州での守備が脆い
近年のバルセロナがチャンピオンズリーグで敗れるパターンは、基本的に大量失点だ。昨季はリヴァプールに2ndレグで4点を奪われての大逆転負け。一昨季もローマ相手に2ndレグだけで3点を奪われて敗北している。また最終的には勝利したものの、2016-17シーズンの決勝トーナメント1回戦1stレグではパリ・サンジェルマンに0-4で敗れている。これだけ守備が崩壊してしまうと、勝ち上がるのは難しくなってくる。失点を抑えられるかは大きなポイントだ。
3.メッシ依存
これは以前から指摘されていたことだが、現在もメッシ離脱の穴を埋めることができていない。今季メッシは開幕戦から欠場が続いているが、チームは1勝1分1敗とかなり鈍いスタートだ。グリーズマンは加わったが、バルセロナは相変わらずメッシに依存している部分が目立つ。
4.エルネスト・バルベルデ
そんな中で最後の問題点に挙げられたのがバルベルデだ。「なぜバルベルデはまだチームを指揮しているのか?」と同メディアは伝えているが、サポーターの中でもバルベルデへの評価は分かれていることだろう。バルベルデはチャンピオンズリーグの舞台での実績が乏しく、昨季はリヴァプール、一昨季はローマ相手に大逆転負けを喫している。相手は違うが、負け方は非常によく似ている。さすがに同じミスが2度続けば、サポーターを納得させるのは難しい。
バルベルデにとっては3度目の正直となるが、バルセロナを欧州の頂点に導けるだけの指揮官なのか。その手腕には疑いの目が向けられている。同メディアはバルベルデの下でチャンピオンズリーグを制するのは困難と伝えているが、今季こそ上手く戦況を読んで適切な指示を送れるか。
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