バルセロナのファティ photo/Getty Images
周囲の声に惑わされることなかれ
バルセロナの16歳FWアンス・ファティ、レアル・マドリードの19歳FWヴィニシウス・ジュニオール、今夏アトレティコ・マドリードが獲得に1億2600万ユーロを費やした19歳FWジョアン・フェリックスは、世界中のサッカーファンから注目されているヤングスターだ。
注目されることを彼らも嫌がってはいないはずだが、冷静になれと忠告する者もいる。
ボージャンもバルセロナの下部組織に在籍していた頃から注目されており、NEXTリオネル・メッシ候補として期待されていたのだ。しかし期待が大きすぎたのか、ボージャンのキャリアは迷走してしまった。欧州各国のリーグを転々とすることになってしまい、現在はアメリカ・MLSのモントリオール・インパクトでプレイしている。
スペイン『MARCA』によると、似たような環境を経験したボージャンはファティやヴィニシウスにサッカーを楽しめとメッセージを送っている。周囲の雑音に振り回されると、自分自身を見失ってしまう恐れがあると分かっているのだ。
「ファティ、ヴィニシウス、フェリックスにはフットボールをエンジョイしろと言うよ。この波に呑まれてはいけないとね。彼らは良い環境、良い友人たちに頼らないといけないよ」
ボージャンだからこその説得力あるアドバイスで、若手の間は周囲の環境が変わっていくスピードに対応できないこともある。特にファティは開幕から予想外の大ブレイクを果たすことになり、この1か月ほどで周囲を取り巻く環境は大きく変わったはずだ。必然的に注目度は高まり、数年後のスーパースター候補などと言われる機会も増えている。
クリスティアーノ・ロナウド2世との声もあるフェリックス、ブラジルの将来を背負うアタッカーと言われるヴィニシウスも注目度は高く、一流選手の仲間入りを果たしたような感覚が彼らの中にもあるかもしれない。
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