バイエルンのコウチーニョ photo/Getty Images
独サイトの評価は
コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスと、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョには少々似たところがある。ハメスはレアル・マドリードで定位置を失い、2017年にレンタルでバイエルンに移籍。
スペイン2強で期待に応えられず、バイエルンにレンタル移籍してきた流れは全く同じだ。ただ、彼らは同じタイプの攻撃的MFではない。どちらもハイレベルな選手だが、ブンデスリーガ公式はすでにコウチーニョの方がハメスより優れているのではないかとの感覚を得ている。
コウチーニョはバイエルンで8試合プレイし、2得点3アシストをマークしている。一方でバイエルン1年目のハメスは怪我で少し出遅れたことも影響したが、最初の8試合では1得点1アシストに留まっている。
何より、コウチーニョは最前線に構えるロベルト・レヴァンドフスキとの相性が良いように見える。コウチーニョとレヴァンドフスキの縦関係には迫力があり、コウチーニョは細かいパス交換から相手ペナルティエリアへ迫るプレイも得意としている。
指揮官ニコ・コバチも、「彼らは互いによく理解し合っている。コウチーニョはチャンピオンズリーグのような重要なゲームでキーマンになれるし、我々にスペシャルなものを与えてくれるだろう。より我々を予測不能で、デンジャラスなチームとしてくれる」とコウチーニョのパフォーマンスに満足感を示している。コウチーニョのようなMFはこれまでバイエルンに欠けていたタイプと言えよう。
ハメスの場合はブンデスリーガ1年目にリーグ戦11アシストを記録するなど、左足の飛び道具を持っていた。セットプレイから良質なボールを送ることができ、ここはコウチーニョとの違いだろう。しかしレヴァンドフスキとの連携面で考えるならば、コウチーニョの方が合っているかもしれない。バルセロナで落ちた評価を取り戻す勝負のシーズンに挑むコウチーニョは、どこまで得点とアシストを量産できるのか。立ち上がりはハメス以上の評価となっている。
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