ベティスに移籍したフェキル photo/Getty Images
ドリブル成功数No.1
今夏の市場でもFWアントワーヌ・グリーズマンやエデン・アザール、DFマタイス・デ・リフトら高額な移籍金がかかる大物選手たちが移籍を果たしたが、大金をかけずとも良い補強を実現することは可能だ。
今夏で言うならば、ベスト補強の1つではと言われたフランス人FWナビル・フェキルが印象的だった。
さらに興味深いのは、ベティスは2200~2400万ユーロほどの移籍金でフェキル獲得をまとめたとされている。フェキルほどの実力者をこの金額で獲得できたのは大きい。コスト、実力の両面で今夏最高の補強の1つと言われるのも当然だろう。
残念ながらベティスのチーム成績は振るわず、現在はリーグ戦で17位と残留争いの位置にいる。この順位は理想的ではないが、フェキルのパフォーマンスはまずまずだ。
何より印象的なのは、ドリブルだ。スペイン『MARCA』によると、フェキルは今季リーグ戦で39回のドリブル成功数を記録している。これはセルタMFデニス・スアレスと並んでリーガ・エスパニョーラ最多の数字となっており、現時点ではバルセロナFWリオネル・メッシ(30回)をも抑えているのだ。
メッシの場合は負傷で出遅れたことも影響しているが、それでも残留争いを繰り広げるベティスでこれだけのドリブルを成功させているのは見事だ。フェキルの才能を示すデータと言えよう。
またフェキルは今季48回のファウルを受けており、こちらは単独でリーガ最多となっている。相手から警戒されるアタッカーとなっているのは間違いない。
ここまではリーグ戦11試合で3得点1アシストと、得点面はやや物足りない。しかし、リーガ1年目としては悪くない滑り出しだ。フェキルの左足がリーガでも通用することは証明されてきており、チームとともに中盤戦から順位を上げていきたいところだ。
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