エヴァートンのキーン photo/Getty Images
自身は無得点、チームは降格圏
ユヴェントスで快調なスタートを切り、今後のイタリアサッカー界を引っ張っていくと期待された若きストライカーが大きく躓いた。
リーグ戦11試合に出場して未だ無得点。
初のプレミアリーグで大苦戦しているのが、今夏にエヴァートンへ移籍したFWモイーズ・キーンである。
19歳のキーンはマリオ・バロテッリやエヴァートンで活躍したロメル・ルカクらと比較されてきたスケールの大きなFWで、19歳ながらエヴァートンは2750万ユーロもの移籍金を注ぎ込んでいる。
キーンには明るい未来が広がっているはずだったのだが、不運なことに今季はエヴァートンが迷走中だ。近年はキーンを含め積極的な補強に動いていているものの、現在はまさかの18位と残留すら危うい位置にいる。
クラブも我慢の限界を迎えたのか、リヴァプールに2-5で敗れたことを受けて指揮官マルコ・シウバを解任。キーンはエヴァートンでさらなる混乱に巻き込まれる可能性があり、今季はキャリアにブレーキをかけるシーズンとなってしまっている。
伊『Calciomercato』もキーンの未来が不透明になっていると取り上げており、イタリアの数クラブがキーンをレンタルで獲得する案を検討しているという。
同メディアはユヴェントスも候補に含めているが、まずはキーンがもう1度欧州で最も将来が約束された若手ストライカーの1人であることを証明する必要があると伝えている。現状でキーンに魅力を感じるのは難しいのかもしれない。
キーンにとっては初の国外挑戦だったが、エヴァートン行きは完全なるミスだったのか。まだ若いため焦る必要はないが、イタリアサッカー界にとっては不安な状況だろう。
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