新たなプレイスタイルを手に入れつつあるサラー photo/Getty Images
「完璧なプレイヤー」
リヴァプールのエースが見せる成長には、名将も驚いているようだ。エジプト代表FWモハメド・サラーの進化が止まらない。
現地時間19日に行われたクラブ・ワールドカップの準決勝モンテレイ戦にフル出場したサラー。同選手はこの試合でゴールこそなかったものの、チャンスメイカーとして輝いた。その中でも12分、針の穴を通すような正確なスルーパスでMFナビ・ケイタの得点をアシストした場面は圧巻。モンテレイ守備陣はその美しい縦パスが通るところをただ見ているしかなかった。
その他にもボックス周辺で常に相手の脅威となっていたサラー。いつもとは少し違うプレイスタイルだったが、その存在感が消えることはなく、むしろこの一戦でプレイの幅が広がった印象だ。このサラーの進化には、かつてアーセナルを率いたアーセン・ヴェンゲル氏も舌を巻く。
「私はサラーの見せる進化が好きだ。彼はモンテレイ戦でプレイメイカーとしての一面も垣間見せた。ボックスの周囲でいくつもチャンスを生み出していたね。私はメッシがそうだったように、非常に多くのゴールを決められる選手がアシストもできるようになるのを見るのが好きなんだ。完璧なプレイヤーだよ。
ヴェンゲル氏がこのように語ったことを英『GIVE ME SPORT』が伝えている。サラーがメッシの領域に到達する日はそう遠くないかもしれない。新たな武器を身につけたリヴァプールのエースは、サッカー界の伝説となりつつある。
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