ライバル関係にあったメッシとロナウド photo/Getty Images
2019年が終わるタイミングで比較
2010年代のサッカー界を引っ張ってきたのは、間違いなくリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの2人だ。バロンドールを争い続け、ロナウドがレアル・マドリードに在籍していた際には何度もクラシコで対決している。
では、2010年以降どちらが上だったのか。英『GIVE ME SPORT』は2019年の終わりが近づくこのタイミングで、究極の比較をおこなっている。
まずクラブでのゴール数だが、ロナウドの478得点に対してメッシは522得点。メッシは1年のクラブ平均得点数が52点と驚異的で、ロナウドの平均48点を上回る。特にメッシは2012年にクラブだけで79得点を記録しており、クラブで見るならばメッシの方が決定的な存在だったと言っていい。
アシストでもメッシが上だ。クラブの戦いにおいてメッシは205アシストを記録しているのに対し、ロナウドは140アシスト。チャンスメイカー色が強いのはメッシの方で、ここで差がつくのは仕方がないことなのだろう。
タイトル獲得数でもメッシはバルセロナで23のタイトルを獲得。ロナウドは17で、こちらもメッシが上だ。クラブシーンではメッシの方がロナウドより優れた10年を過ごしたと言えよう。
一方で代表戦に目を向けると、ロナウドはこの10年で77得点を挙げている。
またタイトルの面でもロナウドはEURO2016、ネーションズリーグも制覇した。メッシは相変わらず代表でタイトルと縁がなく、代表ではロナウドに軍配が上がる。
最後に同メディアはデータサイト『WhoScored』の評価点を紹介しているが、この10年の評価点ではメッシが8.62点、ロナウドが8.05点となっている。全体的にはメッシの方が安定していたということだろうか。
どちらも驚異的な10年間を過ごしたのは間違いないが、この10年で見るとバロンドール受賞回数でもロナウドが4回なのに対してメッシは5回。比較は難しいが、メッシの方が優れた10年を過ごしたと言っていいのかもしれない。
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