リヴァプールのファン・ダイク photo/Getty Images
充実の98試合
サウサンプトンでプレイしていた頃より評価は高かったが、ビッグクラブでもトップクラスのパフォーマンスを見せられるのか。DFフィルジル・ファン・ダイクにはそんな疑問もあった。
しかし、リヴァプールに加わってから約2年。今やファン・ダイクは世界最高クラスのセンターバックとの評価を確立し、DFとしては2006年のファビオ・カンナバーロ以来となるバロンドール受賞も狙えると期待されている。
ファン・ダイクがリヴァプールへ加入したのは2017年の12月で、順調にいけば29日のウォルバーハンプトン戦でリヴァプール通算100試合出場を果たすことになる。
それを前に英『Daily Mail』がファン・ダイクを特集しているのだが、この2年間はファン・ダイクとリヴァプールの運命を大きく変えるものとなった。
リヴァプールには最終ラインの安定感がプラスされ、守備力が一気に向上。それを武器に昨季はチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げ、ビッグタイトルを獲得したことでファン・ダイク個人の評価も急激に伸びた。
さらに昨季はドリブルで全く抜かれないことが大きな話題を呼び、同メディアもパーフェクトに近いDFと捉えている。空中戦、1対1の強さ、ゲームを読む能力、一気に前線へボールを届けられる高いパス精度など、ファン・ダイクには弱点が見当たらない。
プレミアリーグのセンターバックと比較しても、ファン・ダイクの強さは際立つ。同メディアによれば、昨年の8月からファン・ダイクは実に計362回もデュエルに勝利しており、同期間ではマンチェスター・ユナイテッドDFハリー・マグワイア(279回)、マンチェスター・シティDFアイメリック・ラポルテ(157回)らを大きく上回る。
この2年でファン・ダイクはセンターバックとして圧倒的な地位を獲得し、プレミアリーグでも史上最高クラスのセンターバック候補に含めるべきだろう。間もなくリヴァプールでの100試合出場達成だが、ここまでは順調すぎるリヴァプール生活だ。
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