リヴァプールに加入した南野 photo/Getty Images
高額補強に動く考えはなく
ドルトムントMFジェイドン・サンチョ、パリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペ。この2人には、以前からリヴァプールが関心を示しているとの話題があった。
しかし、この冬の市場に限ればリヴァプールは2人に興味を示さなかった。彼らよりも南野拓実を優先する。これがリヴァプールの答えだった。
英『The Athletic』によると、リヴァプールには今冬の移籍市場で高額な移籍金を支払う考えがなかった。ムバッペとサンチョはいずれも超高額な移籍金が必要となる選手で、簡単に1億ポンドは超えてくるだろう。
ただし指揮官ユルゲン・クロップはロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネ、モハメド・サラーの3トップに絶対の自信を持っており、サンチョとムバッペでもレギュラーポジションを保証できないとの考えだという。彼らのバックアッパー要員でも不満を漏らさず、スタメン入りを目指して奮闘できる選手こそリヴァプールが今冬に求めていたものなのだろう。
その条件に南野はピッタリと言えよう。リヴァプールがザルツブルクに支払った契約解除金はわずか725万ポンドで、ウイングからセンターフォワードまで幅広いポジションを担当することも可能だ。南野も自身の立場を理解しているはずで、バックアッパー要員からのスタートにも大きな不満はないはず。
クロップ、さらにマイケル・エドワーズSDも先日のFA杯3回戦・エヴァートン戦での南野のパフォーマンスに納得しているようで、南野ほど今冬のリヴァプールの思惑にマッチする人材はいなかった。
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