アーセナル時代に師弟関係にあったヴェンゲル氏とジルー photo/Getty Images
左からのクロスが苦手?
チェルシーは22日にトッテナムと対戦し、2-1の勝利を収めている。トッテナム戦で貴重な先制点を奪い、勝利に大きく貢献したフランス代表FWオリヴィエ・ジルーだが、この試合の前に恩師により“弱点”を暴露されていたようだ。
昨年11月末以来、約3ヶ月ぶりにスタメンに名を連ねたジルー。15分に自らの裏への抜け出しでチャンスを作ると、ポストに直撃したメイソン・マウントのシュートの跳ね返りを拾い、左足でゴールネットを揺らした。今季ここまで思うような出場機会を得られていなかった同選手だが(リーグ戦7試合出場)、終盤戦での巻き返しへ向けて、見事フランク・ランパード監督の期待に応えて見せたのだ。
英『football.london』によると、かつてアーセナルの指揮官を務めた名将アーセン・ヴェンゲル氏が、トッテナム戦の前に教え子でもあるそんなジルーについて語っていたとのこと。その際、「フランス代表の一員として、ジルーのEURO2020出場の可能性」について問われると、「彼はたくさんのものをもたらすことができるが、同様に多くの危機にも瀕している。彼がEUROでプレイしたいと思っているのならばね。そしてもちろん、彼はプレイするいくつかの試合でその判断が下されることも知っている。今日の試合でもフランスにいるたくさんの人々が、オリヴィエ・ジルーがどんなプレイをするのか見るために、試合を見ることだろう。彼は本当にEUROへ行くチャンスがあるのか。これは我々不軟崇神が持っている疑問だからね」と答えた。
そして「彼のファイナルサードでのフィジカルは強大。彼は常に危険な存在だ」や「彼は様々な選手と組み合わせることができる。
実際にトッテナム戦でも、先制点へつながったジルーの絶妙な裏への抜け出しはクロスではなかったものの、センターサークル右にポジションをとっていたジョルジーニョからの右斜め後ろからのスルーパスだった。ヴェンゲル氏が言うように、ジルーは右側からくるボールの方がタイミングがとりやすいのかもしれない。
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