6年前にFC東京の応援にかけつけた志村さん photo/Getty Images
大先輩の訃報にショックを隠しきれない中村憲剛
29日、タレントの志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎で帰らぬ人となった。長きにわたり日本中を笑いで包んできたスターの訃報の悲しみの輪は、サッカー界にも大きく及んでいる。
6年前のヴァンフォーレ甲府との一戦で、志村さんをゲストとして味の素スタジアムへ招待していたFC東京。クラブの公式サイトを通じて「志村けんさん ご逝去のお知らせ。東京都東村山市出身の志村けんさんが2020年3月29日にご逝去されました。心よりご冥福をお祈りいたします。志村けんさんには、2014年3月8日のホーム開幕戦ゲストとして味の素スタジアムにご来場いただき、スタジアムを盛り上げていただきました」と綴った。さらに、人気キャラ「変なおじさん」でピッチへ入場する姿や、FC東京のユニフォームで人気ギャグ「アイーン」のポーズ撮った志村さんとの思い出写真を公開している。
また、スペインのエイバルでプレイするMF乾貴士も自身の公式Twitterへ「志村さんが亡くなった。これはみんながコロナに対してもう一度しっかりと考えないといけない。特に若い人達は、自分は大丈夫と思っていても、その周りにいる人が亡くなっていく可能性がある。他の国でも、そうかもしれんけど、有名な方がなくなってニュースになって皆んなの意識が変わる事はある。日本もそうなる事をほんまに願いたい。これ以上大切な人が亡くならいよう、失わないように、みんなが今やれる事をやりましょう。
さらに、母校のサッカー部の後輩である川崎フロンターレMF中村憲剛も自身のブログを更新。「志村けんさんがお亡くなりになりました。志村けんさんは久留米高校(現東久留米総合高校)のサッカー部の大先輩で、直接の面識はありませんでしたが、取材やプライベートで久留米高校の話をする折には志村さんがサッカー部の先輩であるという話をしてきました。だからというわけではなく、先輩後輩の間柄でなかったとしても入院されたというニュースを見たときは国民の1人として心の底から回復を祈りました。なので速報を聞いたときにはショックを隠しきれませんでした」などと苦しい胸の内を明かしている。
その上で「人と人は繋がっています。テレビを通してですがそれでもみんな繋がっているんだと思います。これだけ多くの人が悲しんでいるのですからそれは間違いないです。そして再度その人と人の繋がりについて考えなければいけないと思います。志村さんの命を奪ったウイルスは本当に悲しいことに人と人の繋がりによって、伝播していきます。
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