A・シウバにミランでの未来は残されていないのか photo/Getty Images
“ロマン枠”から脱却できず
ACミランで輝くはずだった若き大型ストライカーは、もう忘れられた存在になってしまったのだろうか。今季フランクフルトへレンタルされているポルトガル代表FWアンドレ・シウバのことである。
ポルトガル代表の各年代で活躍し、同国の将来を担う若手として期待されるA・シウバ。母国では“クリスティアーノ・ロナウド2世”と呼ばれてきた逸材であり、その期待度はミランがポルトに支払ったとされる3800万ユーロという高額な移籍金からも窺い知ることができる。
しかし、自身初の海外挑戦となったイタリアでA・シウバはチームの期待に応えることができなかった。移籍初年度はヨーロッパリーグでこそ10試合6ゴールを挙げる活躍を見せたが、肝心のリーグ戦では24試合に出場してわずか2ゴール。その影響もあってか昨季はセビージャへ、今季はフランクフルトへレンタルに出されることになってしまった。
このままではフランクフルトとのレンタル期間が終了する2021年夏をもってミランの退団が濃厚。地元メディアの多くはそんな予想を立てている。もはや、この24歳にミランでの未来はないのか。伊『Gazzetta dello Sport』も、A・シウバがミラノで輝くのは厳しいとの見解を示している。
「A・シウバは永遠に未完成なままだ。最初の数試合で見せた輝きを継続できればミランで王者となることができたはずだが、彼は呪われたように失速してしまった。一瞬だけ披露した輝きは最高レベルだったが、ガソリンはすぐに切れてしまった。
今季はここまでフランクフルトにおいて公式戦25試合で8ゴール4アシストを記録しているA・シウバ。戦力になっていないことはないが、ポテンシャルの高さを考えれば物足りない数字であることは明白だ。
伊メディアから辛辣な評価を与えられてしまったA・シウバだが、はたして彼はここから逆襲を果たすことができるのか。大爆発で周囲を見返したいところだ。
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