ドルトムントで素晴らしい活躍を披露するサンチョだが…… photo/Getty Images
ネビル氏の辛口は健在
サッカー界の辛口解説者が本領発揮だ。かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元イングランド代表DFガリー・ネビル氏が、母国出身のNEWスターに少し厳しい評価を与えている。
ネビル氏が言及したのはドルトムントで活躍するイングランド代表FWジェイドン・サンチョだ。ドルトムントで急激に成長し、今では次々と有能な若手が台頭する“新生イングランド”の象徴とみなされるようになった同選手。今ではワールドクラスの評価も得ていると言っていい。
だが、彼に対するネビル氏の言葉は少々手厳しく、サンチョを世界トップレベルの名手たちと同じように扱うのはまだ早いと主張する。
「正直に言うと、サンチョが素晴らしいこの一瞬に我々は夢中になりすぎていると思う。今、イングランドの若手には素晴らしい選手が揃っている。だけど、他の国のことを忘れきってないか? 我々は世界でただ一つの国ではないんだ。選手や監督も口を揃えて『イングランドに黄金世代がやってきた』と言うが、それは(デイビッド・)ベッカム、スティービー(スティーブン・ジェラード)、フランク(・ランパード )、(ウェイン・)ルーニーがいた頃の話だろう」
「しかも、ブラジルにも似たような例としてリバウド、ロナウド、ロナウジーニョが揃っていたことがある。彼らは他の国のことも忘れがちだね。アルゼンチンも(セルヒオ・)アグエロ、(ゴンサロ・)イグアイン、(リオネル・)メッシ、(アンヘル・)ディ・マリアがいる。サンチョはこれらの選手と比べてどれほど実績があるんだ? 彼らの近くにはいないよ。ハッキリさせておこう。
英『Sky Sports』にて、ネビル氏はサンチョについてこのように語っている。才能は認めているようだが、これからも継続して結果を出さねば他の若手と一緒。同氏はそう考えているようだ。
かなり辛口のコメントだが、それもおそらくは期待の裏返し。はたして、サンチョは今後のキャリアでネビル氏も納得するような実績を積み上げることができるのだろうか。20歳の若者に先輩から試練が与えられている。
●最新情報をtwitterで見よう!
twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/