ブレントフォードでプレイするベンラーマ photo/Getty Images
見ていて楽しいスキルフルアタッカー
チェルシーはすでにアヤックスからMFハキム・ツィエクの獲得を決めており、ひとまずウイングの位置は強化された。
しかし、英『Daily Mail』はまだチェルシーのウイング補強が終わらないと主張する。
アルジェリアのメッシと呼ばれているのは、プレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属するブレントフォードでプレイする24歳のFWサイード・ベンラーマだ。
2部でプレイする選手が話題になるのは珍しいが、とにかくドリブルが面白い。アイディアに溢れていて、相手をかわす引き出しを数多く持つファンタジスタ気質のアタッカーだ。ドリブルする姿勢も少しエデン・アザールを思わせるところがある。
アルジェリア代表としてのプレイ経験もあるベンラーマは、今季も2部で10得点8アシストを挙げるなど活躍。同メディアによれば獲得には3000万ポンド近くが必要になるという。
右サイドのスタメン候補がツィエクとするなら、ベンラーマは左サイドの位置をカラム・ハドソン・オドイやクリスティアン・プリシッチと争う構図となるのだろう。ベテランのウィリアン、ペドロ・ロドリゲスの2人に退団の可能性があることを考えると、ツィエク以外にもウイング補強を狙うのは自然な流れとなる。
フランスではニース、2018年にイングランドへやってきてからはブレントフォードと、ベンラーマがビッグクラブでプレイした経験がないのは気がかりだ。それでもテクニックはプレミアのレベルで通用するように思えるが、チェルシーに新時代のファンタジスタはやってくるか。
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