メッシとアウベスのコンビは強烈だった photo/Getty Images
右サイドを完全支配
シャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタが退団し、バルセロナのパスワークは少しばかりクオリティが落ちた。今の中盤にジョゼップ・グアルディオラ時代ほどの支配力は無いと言い切ってもいいだろう。
それほどシャビとイニエスタの存在は大きかったのだが、もう1人バルセロナにとって欠かせないプレイヤーがいた。
今回英『GIVE ME SPORT』が懐かしんでいるのは、右サイドバックを務めていたダニエウ・アウベスだ。
アウベスは攻撃力の高いサイドバックだったが、ただ攻め上がるだけの選手ではない。最大の特徴は、FWリオネル・メッシとの抜群のコンビネーションにあった。右サイドで面白いようにパスを繋ぎ、2人だけで局面を打開してしまうこともあった。
パスを出して動く、パスを出して動くの基本的動作の連続なのだが、基本も極めれば必殺技になるということだろう。メッシとアウベスは狭いエリアでも永遠とパスを繋ぐことができた。
同メディアはメッシとアウベスがワンツーに新たな次元をもたらしたと伝えると同時に、アウベス退団以降は右サイドでメッシと抜群のコンビネーションを見せるサイドバックが出てきていないと嘆いている。
ネウソン・セメド、セルジ・ロベルトら近年右サイドバックを務めてきた選手たちも実力はあるが、アウベスほどのテクニックは持ち合わせていない。メッシとしては物足りないところだろう。
シャビ、イニエスタ、セルヒオ・ブスケッツ、さらにメッシとアウベスでボールを落ち着けることができた当時のバルサは、今のチームにはない強さがあった。サイドバックとウイングの連携において、メッシ&アウベスを上回るペアはいないか。
・メッシ&アウベスの連携動画(Youtubeにてご覧ください)
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