バルセロナのファティ photo/Getty Images
優秀な若手軍団はレアルだけじゃない
久保建英、マルティン・ウーデゴー、ヴィニシウス・ジュニオールなど、近年のレアル・マドリードは優秀な若手選手の獲得に積極的な姿勢を見せてきた。今後が最も楽しみなチームの1つと言ってもいいだろう。
しかし、優秀な若手を集めているのはレアルだけではない。ライバルのバルセロナも着々と準備を進めているのだ。
バルセロナは今季後半戦に20歳のMFリキ・プイグがブレイクし、17歳FWアンス・ファティもリーグ戦で7得点を挙げる活躍を見せた。若い世代も着実に育っている。
彼らだけではない。ポルトガルのブラガからすでに獲得を決めているU-21ポルトガル代表FWフランシスコ・トリンカオ、同じく今夏にバルサへ合流予定となっている現ラス・パルマスMFペドリ(17歳)、パルメイラスから獲得し、今季後半戦はスペイン1部のバジャドリーへレンタル移籍していた22歳の守備的MFマテウス・フェルナンデスもいる。

バルサに合流するトリンカオ photo/Getty Images
スペイン『Dairio Sport』によると、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長はベテランと若手の融合に自信を覗かせる。ベテラン勢もまだ野心的で、今後は若い世代と融合しながら強いチームを作り上げていけるとの確信があるようなのだ。
「30代のプレイヤーたちが野心を失っているとの意見には賛同しないよ。彼らはベストだ。非常に上手くプレイしているし、野心的だよ。コンビネーションが重要だ。
すでにバルセロナでブレイクしているプイグとファティ、アンドレス・イニエスタと比較されることもある天才肌のペドリ、ポルトガルでクリスティアーノ・ロナウドとの比較もあるトリンカオなど、バルセロナが抱えている若手選手もかなり豪華だ。
最終ラインではウルグアイの若き大型DFロナウド・アラウホ(21歳)も今季リーグ戦で6試合に出場しており、若返りは着実にスタートしている。
クリスティアーノ・ロナウドはすでにレアルを去り、メッシもトップレベルを維持できる時間は限られている。今後のレアルとバルセロナは、ともにスムーズな世代交代がキーワードになるだろう。
それに成功した方がリーガ・エスパニョーラのタイトルを守っていくことになるはずだ。
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