エヴァートンのディーニュ photo/Getty Images
確かな実力を持つレフティー
現在のプレミアリーグで最も攻撃的なサイドバックといえば、やはりリヴァプールのコンビが思い浮かぶ。
右のトレント・アレクサンダー・アーノルド、左のアンドリュー・ロバートソンはサイドバックとは思えぬ驚異的な攻撃力でアシストを量産している。
2018-19シーズンから数えると、ロバートソンはキーパス(シュートに繋がるパス本数)を111本、アーノルドは135本も記録しており、さすがに攻撃面の貢献度は大きい。
しかし、実はこの2人よりも多くのキーパス数を記録しているサイドバックがプレミアリーグにいる。
2018-19シーズンから、合計143本ものキーパスを記録しているのがエヴァートンDFリュカ・ディーニュなのだ(WhoScoredより)
バルセロナからエヴァートンへやってきたディーニュは、リヴァプールの2人に比べれば目立つ存在ではない。それでも、質の高い攻撃参加から多くのチャンスを演出している。
この143本という数字はサイドバックの中ではNo.1で、2位アーノルド、3位ロバートソンを見事に抑えている。
新シーズンのエヴァートンはハメス・ロドリゲスを加えており、ハメスが攻撃参加したディーニュを活かす場面も出てくるだろう。
ディーニュは昨季もリーグ戦で7つのアシストを記録しているが、エヴァートンの前線はディーニュが提供するチャンスボールをもっとゴールへ繋げていけるのか。エヴァートンにとっては欠かせぬキーマンだ。
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