評価高まるアラン(左) photo/Getty Images
開幕2試合で圧巻の評価
5-2で勝利した19日のWBA戦で1得点1アシストと、圧巻のパフォーマンスを披露したエヴァートンMFハメス・ロドリゲス。
特に左足で叩き込んだミドルシュートは見事で、少しボールをずらしてから放った一撃にはワールドクラスの才能が詰め込まれていた。
しかし、称賛されるべき新戦力はハメスだけではない。陰の実力者として攻守両面でチームを支え続けているのが、ナポリから加入したMFアランだ。
英『Squawka』によると、中盤の底に位置するアランはWBA戦の前半だけで3回のタックルと5回のボールリカバリーを記録。これは両チーム合わせてトップの数字だった。
アランは175cmとそこまでサイズのある選手ではないが、体の強さはピカイチだ。プレミアリーグでもフィジカルバトルに負けることは少なく、中盤の底を安心して任せることができる。
英『90min』もアランのことを「すでに陰のスター」と称えており、開幕から2試合だけで抜群の評価を手にしている。
ハメスはレアル・マドリード時代に指揮官カルロ・アンチェロッティが指導した選手だが、アランもナポリでアンチェロッティの指導を受けている。
ここまでは新加入の教え子2人が申し分ないパフォーマンスを見せており、エヴァートンの滑り出しは快調だ。
得点やアシストなど目立つ部分でスターぶりを発揮するハメスと、地味ながらも懸命にチームを支える陰の英雄・アラン。新戦力2人がフィットするエヴァートンの実力は侮れない。