マンCのデラップ photo/Getty Images
父親はかの“人間発射台”
長らくマンチェスター・シティはエース格であるアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロの後継者を探してきた。その中で、これまで期待されていたのはブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス。
しかし、同選手はアグエロの高すぎる壁を前にして、なかなかポジションを奪い切ることができていない。
そんなジェズスが定位置奪取に向けて足踏みしている状況の中、マンCに新たなアグエロの後継者候補が現れそうだと英『Manchester Evening News』が伝えている。その新たな後継者候補とは、17歳のU-17イングランド代表FWリアム・デラップだ。
現地時間21日に行われたプレミアリーグ第2節ウォルバーハンプトン戦で初のベンチ入りを果たした同選手。結局出番はなかったものの、このトップ招集はジョゼップ・グアルディオラ監督の期待の表れと言えるだろう。そんな新鋭FWがアグエロの後継者となる可能性は決して低くないと、同メディアは次のように期待を寄せている。
「まだ17歳ながら、すでに身長185cmのサイズを誇るリアム・デラップはシティで任された役割をうまくこなすことができるだろう。ストライカーとして優れた才能を備えているだけでなく、彼は周囲の選手を使うことにも長けている。デラップはグアルディオラが好むようなタイプのストライカーでこそないかもしれないが、下部組織で披露していた得点のパターンは実に多彩だ。うまくいけば、シティの前線に長く君臨することも可能だろう。今季はその可能性を示すためにも、でラップにとって勝負のシーズンとなるかもしれない」
足元の技術こそ平均レベルだが、長身を活かしたヘディングやワンタッチでのフィニッシュもそつなくこなすというデラップ。なお彼の父親はかつて高精度のロングスローを武器に、ストークなどで活躍した“人間発射台”ことロリー・デラップ氏だ。
ポジションこそ違えど、かつてプレミアで活躍したのDNAを受け継ぐ17歳。はたして、彼は将来的にマンCの前線における一つの解決策となるのだろうか。若き長身ストライカーのブレイクに期待したい。
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