フィオレンティーナのリベリ photo/Getty Images
インテル守備陣をも翻弄
ベテランの快進撃は止まらない。
今季のセリエAではミランに所属する38歳FWズラタン・イブラヒモビッチ、ユヴェントスに所属する35歳FWクリスティアーノ・ロナウドが開幕からネットを揺らしており、ベテランパワー爆発と話題を呼んだ。
彼らは30代に入っても衰えの気配を見せぬ怪物だが、そこにもう1人加えるべきだろう。37歳の今も圧巻のパフォーマンスを見せているのがフィオレンティーナFWフランク・リベリだ。
イブラヒモビッチ、ロナウドに比べると話題に挙がる機会はやや少ないが、リベリは37歳になった今もキレ味抜群だ。26日に行われた第2節・インテル戦は惜しくも3-4で落としたものの、リベリは2アシストと圧巻のパフォーマンスを披露。
特に代名詞と言えるドリブルのキレ味は今も衰えの気配がなく、その独特なリズムのドリブルにインテル守備陣がクルリと背中を向けてしまうシーンまであった。前線で確実にリズムを作ってくれるリベリもフィオレンティーナにとって欠かせない存在なのだ。
英『Squawka』のデータでは、今回のインテル戦にてリベリは92%のパス成功率、チームトップとなる5回のドリブル成功、こちらもチームトップとなる5回のチャンスメイク、同じくチームトップとなる4回のファウルを獲得している。
昨季はシーズン途中に3か月ほど負傷離脱している期間があり、それだけが残念だった。ロナウドほど鉄人というわけではないため、このあたりのコンディションは注意深く見ていく必要があるだろう。
それでも好調時のリベリは今でもトップクラスのウイングとなる。セリエAで暴れるもう1人のベテランにも注目だ。