シャフタール・ドネツク戦を落としたレアル photo/Getty Images
今季も苦しいスタートに
堅守が自慢だったはずのレアル・マドリードが大きく崩れた。
21日にチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節でシャフタール・ドネツクと対戦したレアルは、前半だけで3失点も喫して2-3のスコアで敗北。
シャフタール相手に前半だけで3失点した原因はどこにあるのか。その1つには、ディフェンスリーダーのセルヒオ・ラモスを欠いていたことが挙げられる。
全ての敗因をラモス欠場で片付けるわけにはいかないが、レアルはチャンピオンズリーグにおいてラモス欠場時の成績が悪すぎる。
2017-18シーズンから見ていくと、ラモスが欠場したチャンピオンズリーグのゲームで勝利を収めたのは2回しかない。
2017-18シーズンは準々決勝2ndレグのユヴェントス戦でラモスを欠いて1-3の敗北。続く2018-19シーズンはCSKAモスクワ相手の連敗と、決勝トーナメント1回戦2ndレグのアヤックス戦を落としたが、いずれもラモスは欠場している。
昨季はパリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティ相手に敗れたが、こちらもラモスは欠場していた。
ラモス抜きで勝利したのは昨季のクラブ・ブルージュ戦と、2017-18シーズンのAPOEL戦のみ。チャンピオンズリーグでは強敵との戦いが多いとはいえ、ラモス欠場で守備が崩壊してしまうのは大問題だ。
チャンピオンズリーグ・グループステージの初戦を落とすのは昨季のパリ・サンジェルマンに敗れた時と同じスタートだ。重い立ち上がりとなったが、ここから挽回していけるのか。
レアルはインテル、ボルシアMGと同居する厄介な組に入っており、グループステージ敗退の危険性もあると理解して気を引き締める必要がありそうだ。