アーセナルのエルネニー photo/Getty Images
マンU相手に走り続けた90分
アーセナルは1日にマンチェスター・ユナイテッドを1-0のスコアで撃破したが、このゲームでは今夏にアトレティコ・マドリードから加入したMFトーマス・パルティに称賛が集まった。
パルティはアーセナルが待ち望んだ大型守備的MFであり、英『Daily Mirror』によればクラブOBで解説を務めるポール・マーソン氏も今夏のプレミアベスト補強に早くもパルティを選んでいる。
しかし、その相棒を務めた男の存在も忘れてはならない。同じく守備的MFとしてマンU戦の勝利に貢献したMFモハメド・エルネニーだ。
エルネニーはウナイ・エメリ前指揮官の下で出番を失い、昨季はトルコのベシクタシュにレンタル移籍していた選手だ。派手なプレイヤーではないものの、今季はミケル・アルテタの下で再び出番を確保。パルティにも負けぬファイター型MFとして中盤の守備を引き締めている。
マンU戦でもパルティと一緒にフル出場して勝利に貢献したのだが、中でもサポーターから絶賛されているのは後半アディショナルタイムにかけた猛烈なプレスだ。
リードを守るべくプレスをかけたエルネニーは、マンUの選手がパスを出した方向へ全力でダッシュし続けた。最後には相手のパスミスを誘ってスローインを獲得しており、勝利への情熱を体で表現した鬼のようなプレスだった。
泥臭くマンUからもぎ取った勝利が持つ意味は大きい。パルティ、エルネニーと計算できる守備的MFが2枚揃うことで、より守備の安定を目指していくことができる。魂のプレイでチームを鼓舞するエルネニーの帰還も、今夏のチームにとって大きな補強となっている。
Mohamed Elneny leaving it all on the pitch for Arsenal.
— ESPN FC (@ESPNFC) November 2, 2020
This was the 91st minute
(via @Arsenal)pic.twitter.com/9EBrRUQ08K