インテルでプレイしていたアドリアーノ photo/Getty Images
世界を代表するレフティーモンスター
現在のインテルではFWロメル・ルカクが活躍しているが、ルカクは現代サッカーを代表するパワー自慢だ。191cmのサイズを誇り、その馬力溢れるプレイは相手センターバックを恐怖させている。
しかしインテルには過去にもパワー自慢のストライカーがいた。現在クラブの副会長を務めるハビエル・サネッティ氏が今でも忘れられないのは元ブラジル代表FWアドリアーノだ。
ルカクとは少し異なるタイプのストライカーだが、アドリアーノの左足はサッカー史に残る強さがあった。全盛期の輝きは特別で、インテルではセリエAを4回、コッパ・イタリアを2回制するなど多くのタイトルを獲得した。
『ESPN』によると、サネッティ氏はアドリアーノのプレイの中でも2001年に行われたレアル・マドリード相手のプレシーズンマッチで決めたフリーキックが忘れられないという。
近距離から決めたアドリアーノのフリーキックはゴールネットを突き破るのではと思わせるほどの勢いがあり、あれを止められるGKはこの世に存在しないだろう。
「アドリアーノがインテルに来た時、彼はベストな状態だったと思う。彼は特大のパワーを備えたストライカーで、ベルナベウで決めた彼のフリーキックを覚えている。非常に強烈なシュートだったからね。彼は手強いストライカーで、チームにとっても素晴らしい仲間だった。ピッチの中と外で素晴らしい時を共有した」
アドリアーノの全盛期は決して長くはなかったが、サッカーファンに強烈なインパクトを与えた選手だった。その記憶は今後も消えないだろう。
Please choose your favourite camera angle for Adriano's free kick against Real Madrid, 17 years ago tomorrow pic.twitter.com/moB4oxWcjG
— Adam Hurrey (@FootballCliches) August 13, 2018