ベティスでプレイするフェキル(右) photo/Getty Images
ビッグクラブで見てみたい選手
フランス代表での主役はFWアントワーヌ・グリーズマン、キリアン・ムバッペといったところだが、彼らにも負けぬ才能の持ち主にもスポットを当てたい。
本来ならビッグクラブでプレイしているべき実力者なのが、レアル・ベティス所属FWナビル・フェキルだ。
27歳のフェキルはリヨンでブレイクしたアタッカーで、その才能に疑いの余地はない。2019年夏にはリヨンを離れるフェキルに多くのビッグクラブが関心を寄せたが、結局は実現することなくベティスへ向かうことになった。この移籍を悔やんだサッカーファンも少なくないだろう。
リーガ・エスパニョーラでもフェキルの才能は相変わらずで、今季もここまでリーグ3位となる71回のドリブルを成功させている。今のリーガにおいては、リオネル・メッシに次ぐレフティードリブラーと言っても大袈裟ではない。
英『HITC』などはアーセナルが今もフェキルに目をつけていることを伝えているが、その才能ならプレミアリーグの上位クラブでも十分に活躍できるはず。現在のアーセナルではレアル・マドリードからレンタルで加わっているレフティーのMFマルティン・ウーデゴーが話題だが、フェキルの攻撃性はウーデゴーにも負けていない。
本来ならビッグクラブで活躍し、フランス代表でも主役となるべき才能の持ち主だが、フェキルに遅咲きのステップアップは訪れるのか。その才能をチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグなど高度なレベルで見てみたいものだ。