インテルで覚醒するルカク photo/Getty Images
パワーだけでなくテクニックまで
セリエAも終盤戦を迎え、得点王争いの方も盛り上がりを見せている。25得点で首位に立つユヴェントスFWクリスティアーノ・ロナウド、それを21得点で追うインテルFWロメル・ルカクのレースは熱いが、アシストの方にも目を向けたい。
実は、得点ランク2位のルカクはアシストランキングでユヴェントスFWアルバロ・モラタと並んで首位なのだ(9アシスト)。
ルカクは得点数の方ばかりが注目されるが、今季はアシストの方でもチームに大きく貢献している。得点王&アシスト王のダブルを狙うことだって不可能ではないのだ。
相手センターバックを弾き飛ばすパワー、高さ、縦へのスピードに得点感覚、さらに足下の柔らかさまで加わったとなれば、もはやルカクは無敵の超人と言っていい。これほど恐ろしいストライカーもいないだろう。
英『sky Sport』によると、元チリ代表のイヴァン・サモラーノ氏は現在のルカクについて「ハーランドとレヴァンドフスキだけが彼のレベルにいる」と称える。
バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ氏も「彼は体格に頼っているわけではない。彼はマンチェスターでは見られなかったスキルを持っている。インテルで彼は生まれ変わった」と称賛している。
マンUでプレイしていた2018-19シーズン、ルカクのアシスト数はゼロだった。それが今季は9まで伸びており、セリエA挑戦で一気に覚醒した印象だ。
近年は大型ストライカーも増えてきたが、テクニックも身につけたルカクはその中でも一段上のレベルにいる。
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