圧巻の選手層誇るフランス photo/Getty Images
2位との差は大きく離れた
今月11日よりEURO2020がスタートするが、現在世界最強の代表チームはどこなのだろうか。
新型コロナウイルスの流行もあったため、どの国も満足に試合はこなせていない。
やはり選手層だけで見るなら、2018年に行われたワールドカップ・ロシア大会を制したフランス代表が妥当なチョイスとなるのだろう。
スペイン『MARCA』はEURO、コパ・アメリカの開幕前に代表最強チームアンケートを取っているが、欧州で人気があるのはフランス、ポルトガル、ベルギーだ。ここでもフランスは最多となる49%もの票を集めている。
それに次ぐのはEURO前回王者ポルトガル代表で13%となっており、同じグループFに入っている両チームが今大会の優勝候補筆頭という評価だ。
どちらも優秀な若手を抱えているところに共通点があり、フランスの場合はFWキリアン・ムバッペを筆頭に各ポジションに実力者を揃えている。今回の招集メンバーではクラブでのパフォーマンスが気がかりな者も数名いるが、GKからFWまで穴の少ないチームなのは間違いない。

ポルトガル代表もタレント揃い photo/Getty Images
やはり死のF組は要注目
2番人気のポルトガルはFWクリスティアーノ・ロナウドが健在で、そこにFWジョアン・フェリックス、アンドレ・シウバ、DFルベン・ディアスら若手が上手くマッチしている。こちらもタレント力は十分で、若手とベテランが融合できれば2大会連続の欧州制覇も見えてくる。
それに次ぐ3番人気はベルギー代表(8%)で、こちらも中盤から前線にかけての選手層は見事だ。コンディションが気になるところだが、エデン・アザールやケビン・デ・ブライネ、ロメル・ルカクが本調子の時は手に負えない。やや守備の強度が気になるところだが、攻撃で押し切ることが出来れば強い。
やや意外かもしれないが、4番人気はアルゼンチン代表(7%)だ。リオネル・メッシの存在が未だに大きいのか、人気は高い。アタランタで結果を出したDFクリスティアン・ロメロ、ボローニャのMFニコラス・ドミンゲスら興味深い選手は出てきているため、この世代がどこまで伸びるかがポイントか。インテルのFWラウタロ・マルティネスもエースになれる逸材であり、こちらも期待がかかる。
5番人気はブラジル代表(6%)、6番人気はスペイン代表(5%)、7番人気はドイツ代表(3%)、8番人気はイングランド代表(2%)だ。
タレント力ではイングランドもかなり豪華だが、人気はあまり高くない。EUROでのタイトル奪取は難しいと考えられているのだろうか。
イングランドもベルギーと同じく攻撃陣は豪華だが、やや守備の強度は気がかりだ。ここの部分が問題とならなければEURO制覇も狙えるはずだが、現状ではまだフランスやポルトガルの方が豪華との評価なのか。
今夏のEURO、そしてコパ・アメリカで1つの答えは出そうだが、現代表最強チームはどこなのか。